2012/07/05

リバティを楽しむトート


ただ今新しい鞄の試作中です。
なが~いことコツコツ準備してやっと試作までこぎつけました。

今回のコンセプトは「リバティを楽しむ毎日トート」です。


説明は後回しにして(長いので
とりあえず今の状態を見ていただきましょう。


ジャン!

20120705_16.jpg

シンプル~!
でもシンプルだからこそ、リバティが映えると思って
あえて無地の帆布を使いました。

帆布のトートはどこでも手に入りますが
このトートは私なりのこだわりを詰め込んで作っています。

さ、ここから長いですよ~
冷たい飲み物をご用意下さいね。




用意しましたか?

では・・・




まず、使用した帆布ですがこれは8号帆布です。
のりがバリっときいていますのでしっかりしています。

最初は6号帆布で裏地なしのものを作ろうと思ったのですが
やはり裏地はあった方がいいと思ったのと
色とりどりのリバティに合わせるカラーバリエーションが少なかったので却下しました。


8号帆布はしっかりしていますが、気軽に使えるトートでもありたいので
質感はこんな感じです。

ペラペラした感じではなく、頼もしいけれど柔軟な感じ。

これはまだ裏が付いていませんので、裏を付けたらもう少しシャンとします。

20120705_17.jpg



帆布は一般的に水通しをせずに使います。
洗いざらしたようなクタっとした雰囲気が好きならば
ウォッシュ加工のものもあります。
パラフィン加工といって、蝋を染み込ませた生地もあり
これは汚れが付きにくいという利点があるものの
ちょっと私が作りたい鞄のイメージと合いませんでした。

それで、生地の加工については散々迷って普通のノリ加工のものにしました。
経年変化を楽しんで頂けるトートにしたかったのです。

最初はパリっとしているけれど、使い込むうちになじんでくる。
なじんだ感じがまた味となりますので、毎日どしどし使って頂くことをイメージしています。

ですので、長くお使い頂きますとクタっとしてきます。



しかし、いくら味わいだからといっても入れ口がヨレヨレするのはいけません。
ソフトな質感の鞄は大好きですが、入れ口がビロンと下がってしまっている鞄は
伸びきったTシャツの首元のようでイヤ


その辺を考慮して、全体には芯を貼らずに作っていますが
入れ口にはいつも通り芯を入れ、底板も入れています。


そして、縫製についても色々と調べました。
帆布は糸が太いので、どうしてもほつれやすく
そのため、京都のあの有名な帆布鞄店ではサイドの縫い代を
職人さんが1センチずつ折って折りふせ縫いのような感じで(ちょっと違うけど)
生地の端が外に出ないように縫っています。

また端を綾テープなどでくるんで仕上げる方法もあります。

どちらも裏をつけない鞄の縫い方ですが、折りふせ縫いでは
デザイン的にすっきりしない部分が出てきてしまうので、端をくるむ処理の方にしました。

※京都の鞄屋さんがすっきりしていないという意味ではありません~!
底をとがらせたかったのであまり厚みが集中するとまずかったのです。


フランスリネンの鞄を作る時には、ほつれ止めの芯と形を保つ芯
最低2種類の芯を生地全体に貼りますのでこの工程は必要ありません。

20120705_14.jpg

裏を付けるので見えなくなる部分ではありますが
万が一ほつれてしまわないように・・・
薄くて丈夫なテープでくるみ、さらに上からミシンで叩いています。



ああ~説明が長い(笑)疲れてきました!

皆様も冷たい飲み物をどうぞ 

フー。



で、ですね(笑)

裏地については2種類生地を取り寄せて合わせてみて
綿麻のキルティング生地に決めました。

20120705_9.jpg

軽くて適度に厚みがあって、ふんわりとしているので
中の荷物を守ります。
私のような粗忽物はがんがん荷物を放り入れるので
優しくキャッチしてくれる奴じゃなきゃ困るんですね~

無地にしたのは、中のポケットにリバティを合わせたかったので
やはりここでもリバティが引き立つようにと考えました。


底板部分です。
今回持ち手の裏には補強芯を入れなかったのですが
やっぱり入れたほうがいいかな~

底鋲もついています。

20120705_18.jpg




トートの底、サイド部分は三角マチを外に出して縫い付けるデザインにしました。
極力、芯をたくさん貼らずに済むようにと考えているので
これで少しでも底周りをしっかりさせようという魂胆です。

20120705.jpg




それから、当初はもっとシンプルに
革パーツはデザインに入れない予定だったのですが
やっぱり付けてしまいました!

ここにちょこっとと
20120705_7.jpg

入れ口部分にもぐるっと。

20120705_2.jpg




サイドの革パーツは縫いとめていませんので
リバティスカーフを結びたいと思っています。

20120705_5.jpg


また、ハンカチやガーゼなどを引っ掛けておけるので
小さなお子さんがいらっしゃるママには便利かな~と思います。
(タオルハンカチもはさめます)

20120705_3.jpg

リバティは、スカーフ以外は表に出ないデザインになっていますので
(スカーフをはずすとシンプルな無地のトートになります)
他の柄の生地でも大丈夫♪


さて、このトートの形、サイズは散々紙で作ってシュミレーションして
ベストなバランスを探しました。
シンプルな無地のトートだけに、ここは慎重にやらないと
とても野暮ったいものになってしまうことが分かりました。
(1個目はいきなり作ってヒドイものが出来ました

シンプルな四角いトートだけど作り始めるまでが長かった!
頑張ってなさそうに見えるけど、頑張ったんですよ(笑)
(誰かほめて)

ひとつひとつのパーツも、5mm変われば全体のバランスが変わってしまうので
そういう小さな部分はこの試作品で実験中です。

20120705_10.jpg

↑外ポケットは携帯を入れるのに十分な深さですが
全体のバランスを見ると、もう少し深さを出した方が良さそうですね。

また入れ口部分の革ベルトももう少し幅や付け位置を検討したいと思います。


工業用ミシンを手に入れてからずっと作ってみたかった帆布鞄。
職業用ミシンでは8号帆布だと、美しく縫える限界は4~5枚重なったところまで。
更に分厚くなる部分は手回しで縫うしかありません。
(それでも無理をすると壊れます。私が経験者 笑)

この帆布鞄は一番厚い入れ口部分で8号帆布6枚+芯2枚+ほつれ止めテープ6枚分となります。

そういう訳で憧れの帆布鞄・・・勉強にも熱が入り
こんなにしつこい説明になってしまいました。

ごめんなさいね。

どうぞ許して。



まだまだ続くよ試作品作り・・・
見守って頂けたら嬉しいです!



ほめて許して見守って
注文の多い鞄屋にポチっとエールを!
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いつもありがとうございます

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制作日記 | Comments(12) | Trackback(0)
Comment
うわー、サイズ的にも普段使いに良さそうですね!!底はしっかり革だし、こういうのも好きです!!
YUKAさんが紹介して下さったリネンやさんの帆布かしら?私も今度買ってみよう!!私も早く自分でデザイン起こせるようになりたい~!
あ、ショッピングカート。ネットショップの開き方みたいな本を1冊買ってみました!画面設定もですが、他の色々な事も書いてあったので。・・・そして、また手芸本も買ってしまいましたー!「どれもそんなに変わりないでしょ?」って言われそうですが、新しいのが出てるとつい・・・!!
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
きれ〜だなあ〜!!!

もう一年近く構想練ってたもんね!
8号をシャープに縫うのは大変なのに、
本当にキレイ!

帆布鞄、巷にいっぱい溢れてるけど、
Yukaさんらしい帆布鞄ね〜!

他のカラーも見たい。
クレヨンみたいに12色、、、いや24色並べて下さい。
36色でもいいです!
褒めちぎって
褒めてもちぎっちゃいけませんよね
いつも見守ってます とも。

前々から無地のバッグをお創りにならないのかなと
ぼんやり思ってましたが 現れました!

とても素敵です
一瞬ピンクの皮?大胆と見間違いました
ベージュの皮が個性的でキュンとします

いろいろ勉強になり、感謝
始めまして。tingと申します。
いつもお世話になります。
毎日楽しく読ませていただいています。
勉強になった事が多く、感謝します。
丁寧に作られた素敵な作品を見ると、作りたくなります。
工業用ミシンではないから、対したものが作れません。
家庭用ミシンでは、8号帆布カバンは無理ですかね?
11号でしたら、大丈夫ですか?
しっかりしたカバンに近づくたゆめに、何かアドバイスがあれば、教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
こて家さん♪
こんばんは♪
こて家さん!よくぞ気が付いて下さいました。
そうなんです、このトート、たっぷりマチでサイズも普段使いに
とっても使いやすいんです。
ええ、自画自賛しますとも!
高さ、横幅、マチ、何度もシュミレーションして頑張りました。
後日このサイズについてはまたしつこく語ろうと思います(笑)
あ、ちなみに底も帆布で~す。

こて家さん、着々と本も増えてるんですね!
おめでとうございます(笑)
本も布も重いですからね、増えすぎないようにご用心下さいませ。
うちは10年後に床が抜けてるかもしれません。

そうだ、うちのおここも昨日「オマタ開き」が出ました。
暑いですね~!
鍵コメさん♪
また鍵コメさんもナイス突っ込み!
このトート、SMLと3サイズで展開予定です♪
小さいのってかわいいですよね~^^
おっしゃるとおり、小さいサイズは外ポケットリバティが良さそう!
ありがとうございます♪

そしてそれは何だかすごい?!
後でゆっくり拝見しまーす!
教授♪
いや~ホント、シャープに縫うの大変ですね!
繊維が太いから革より縫い目のアラが目立つ~~~~~
実はこの試作、一部・・・いや半分くらいシャープに縫えてましぇーん。
でもやっと縫い方が分かった(?)ので次はうまくいきそうです!
36色、いいですね。
36個並べてみたいわ~ん
でも、1個につきリバティ1m近く必要になりそうだから36mだと・・・
じゅ、じゅうまんはっせんえん!
ヒーッ
YUKIうさぎさん♪
まあ!
YUKIうさぎさんとはどこかでシンクロしているのかも?
いつの間にかYUKIうさぎさんの念が飛んできたのかも?ウフフ

無地はシンプルなだけに難しくて
(いつも柄のせいで制約がありますが、助けられてもいますので^^)
構想を練って寝かせて発酵させて熟成させて
食べごろになるまで時間がかかってしまいました(笑)

どうぞちぎれるほど褒めて下さいませ。大歓迎です。
いつも見守ってくださってありがとうございますm(_ _)m
tingさん♪
はじめまして!
そんな風に言って頂けて光栄です。
暑苦しい説明を読んで下さってありがとうございます*^^*

家庭用ミシンですと、11号帆布がよろしいかと思います。
今回、家庭用ミシンだとどんな風にすれば縫えるかな?
とずっと考えながら縫っていました。
tingさんともきっとシンクロしていたに違いありませんね♪(笑)

鞄は、持ち手・入れ口・底がしっかりしていれば
良い鞄になります。
家庭用ミシンですと、芯を入れた部分を縫うのと
縫い代が重なった部分が少し難しいかもしれませんが
もしかしたらなんとか工夫できるかも??
時間があるときにちょっと考えてみますね~!
また見て頂けたら幸いです♪
ありがとうございます
ありがとうございます!
職業ミシンの購入も検討します。
楽しみにしております。
tingさん♪
いえいえこちらこそ!
ありがとうございました^^
また作りながら色々考えてみますね♪

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